フリーエンジニアは副業とするにも適した仕事であって、自宅でできる仕事ランキングでも常に上位を維持している便利な職業である。したがって、どんな仕事をしようか迷っている人にも選ばれやすいという特徴がある。学生や主婦、さらにはサラリーマンでも副業ならこうした仕事が可能なので、誰にでも行動に移すチャンスはあるのだ。

業界自体が右肩上がりなので、フリーエンジニアの人口はまだまだこれから増え続けていくと予想されている。専門学校は定員がいっぱいになっているので、卒業した人の中でも一定数がフリーエンジニアになるだけで、かなりの人口増が見込まれるのだ。今でも数十万人は確実に存在しているので、下手をすれば数百万人というレベルになる可能性もある仕事だと言えるだろう。

将来的にIT業界がどうなるかはまだまだ未知数であるが、とりあえず今後数年から十数年の間は数が増えていくことはほとんど間違いのないことだとされている。IT業界はそもそも正社員の数が少なく、多くが派遣という名前の実質フリーである。今後この流れが加速すると、フリーのエンジニア人口は爆発する可能性も秘めているのだ。政府がどのような政策を立案するかによって、その数が増えるか減るかは決まってくる部分がある。政府は今のところ、正社員を減らして同一労働同一賃金を実現しようとしているので、フリーな人が増えるような政策を立案する方向性で議論を進めている傾向があるように思えてならない。